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はじめて「絵本を届ける運動」に参加しました
- スタッフの日常
はじめまして。この秋より顧客支援グループに配属となりました、新入社員の丸山と申します。
今回は、ブレインテックの社員が有志で取り組んでいる活動、「絵本を届ける運動」に参加したご報告です。
「絵本を届ける運動」とは?
シャンティ国際ボランティア会が主催する運動です。絵本が不足している地域に日本から絵本を届けています。厳しい環境で暮らす子どもたちにも、たくさんの物語や言葉を知る喜びに出会ってほしいと願い、1999年から活動を続けています。
ブレインテックは2012年から毎年この運動に参加しています。
ブレインテック東京オフィスでは、たくさんの社員が参加し、業務終了後の社内にて楽しく談笑しながら作業を行いました。
しかし、初めての参加を楽しみにしていた私ですが、みんなで作業を行う当日は都合が悪く、大変残念なことにオフィスに行くことができませんでした。
そのため後日、一人で暗がりの家の中、黙々と作業を行いました。
私が届ける絵本に選んだのは、なかがわりえこ作、やまわきゆりこ絵「そらいろのたね」です。今回選べる絵本の中でも小さいころから馴染み深かった一冊を選びました。
作業自体はタイトルと各文章に、同梱されているクメール語のシールを切って貼っていくという難しくないものでした。
作業をしていて、慣れていない言語の形の把握が難しく、シールを切り取ってしまうと、文字だけでは天地がわからなくなってしまうことに気づきました。
しかし、そこにはシャンティさんの心配りがありました。切り取った後のシールの角の形が天の方は丸く、地の方は角ばり、正しい向きが一目でわかるようになっていました。さらに、切り取ったシールが文章を覆いつつ絵を邪魔しない絶妙な大きさになっていて、計算されて作られていると感じました。
作品を読み、思い出に浸りながら作業を進めていたら、完成までかなりの時間を要してしまいました。
私にとって絵本は読書や図書館に興味を持つきっかけで子供の頃の大切な思い出です。物語に満足に触れることができない地域の子供へ私の選んだ絵本が届いて、思い出や何かのきっかけになってくれたら嬉しいなと思いながら、最後のページにクメール語で名前を記しました。