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クラウド型OPACへの乗り換えが増えています
2021.09.15
- カスタマーサポート窓口より
こんにちは、運用・教育グループの赤枝です。
今日はOPACの話です。
「情報館」の利用者向け蔵書検索システムであるOPAC(製品名:OPAC4)には、2種類の導入方法があります。1つは、製品を購入し、お客様でWebサーバーを用意していただくオンプレミス(サーバー設置)型、もう1つは弊社が提供するクラウドサービス(OPACサービス)をお使いいただく(製品購入ではなくサービス利用料を支払う)クラウド型です。
2012年にミニマムな機能からスタートしたOPACサービスですが、現在では蔵書検索をシンプルにご利用いただく基本版と、拡張性に優れたプレミアム版から選択でき、プレミアム版は利用者ログイン機能(利用者自身による予約や利用状況照会)を含め、サーバー設置型とほぼ同等の機能を備えています。
こうしたことから、最近、サーバー設置型からクラウド型に乗り換えを検討されるお客様が増えています。
今回は、サーバー設置型からクラウド型に乗り換えるメリットや、気を付けたほうがよい点についてご紹介したいと思います。
サーバー設置型と比較したクラウド型のメリット
- サーバー購入費の削減
定期的なサーバー機買い替えの必要がなくなります。 - サーバー管理が不要
セキュリティ対策を含めたサーバーの維持・管理のための人的コスト(手間)がかかりません。 - 常に最新バージョン
クラウド型では、「情報館」の基本システム(業務用)のバージョンアップとは異なるタイミングでバージョンアップが行われます。常に最新の機能が使用可能です。 - オプション機能
クラウド型だけでご利用いただけるオプション機能もご用意しています。
「デジタル資料公開オプション」
(2021年4月~)OPACの資料データ詳細に、画像やPDFファイルを表示できるオプション機能で、廉価でデジタルアーカイブの公開が可能です。
一方、サーバー設置型からクラウド型に乗り換える場合に留意すべき点もあります。
留意点
- OPACのURL
クラウド型の「OPACサービス」に変更すると、サーバー設置型の時とは異なるURL(https://xxxxx.opac.jp/)になります(xxxxx部分はお客様で指定可能です)。 - 公開範囲
サーバー設置型は、サーバーを置くネットワーク環境により、組織内ネットワークのみで利用したりインターネットに公開したりすることが可能ですが、クラウド型はインターネット上のサービスですので、基本的には一般公開となります。限定された利用者のみへ公開したい場合は、IDとパスワードによるログイン、またはIPアドレス制限でのアクセスといった設定が必要です(IPアドレス制限はプレミアム版のみ)。
コロナ禍での遠隔サービス拡充など、図書館サービスの中でOPACは更になくてはならないものとなっています。維持・管理の手間がなく最新のバージョンを利用できるクラウド型への乗り換えは今後も増えていくと予想していますので、弊社でもより安心してクラウド型サービスをご利用いただけるよう運用体制を整えています。本件についてご質問やご相談がございましたら、カスタマサポート窓口または営業窓口、販売代理店までお知らせください。
運用・教育グループ 赤枝